【独身料理研究部】麻婆豆腐を飲もう
開始早々ではございますが、大変頭の悪そうなタイトルになってしまいましたこと、お詫び申し上げます。
さて、本日ご用意するのは麻婆豆腐でございます。
いつだって独身男性御用達料理のTOP10には入っていてほしい、
中華料理の代表格ですが、私も一人暮らしを始めて以来、
過去5年間ずっと月2~3回ペースで作っています。
特に色々調べて勉強している料理です。
※似てるレシピが世の中にあったってそれはご愛嬌ってものでっせ。
それほど好きな一品。
大変恐縮ですが、調理工程の写真はございません。
その代わりなるべく丁寧に文章でご説明いたします。
まずは材料からご紹介。
■大体2人分
・牛豚合い挽き肉 250g程度
・木綿豆腐 大きめサイズ 1丁
・長ネギ 青い部分 適量
白い部分 1/3本程度
・豆板醤 大さじ1
・豆鼓醤 大さじ1/2
・甜麺醤 大さじ1
・麻辣醤 大さじ1
・鶏がらスープの素 大さじ1と1/2
・料理酒 50cc程度
・お水 200~300cc程度
・にんにく 1片
・ショウガ 1/2個
・鷹の爪 2本
・花椒パウダー 大さじ1
・サラダ油 50cc程度
・ごま油 大さじ1/2
・塩こしょう 少々
・醬油 フライパン1.5周分
・山椒パウダー 痺れるところまで
・一味唐辛子 焼けるところまで
・ラー油 行けるところまで
※調理には鉄フライパンと木べらを使っています。
Step.1 下ごしらえ
①長ネギを切る。
白い部分はみじん切り
青い部分は斜め薄切り
※こちらは目安です。毎回切り方は固定していません。
②豆腐の容器から水を捨てる。
※あえて全部水切りしません。理由は後述。
③にんにくを切る。
※みじん切りとスライスをそれぞれ用意すると本格的。
※最近はずっと刻みにんにくチューブのお世話になっております。
④ショウガを刻む。
※針とスライスをそれぞれ用意すると本格的。
※最近はずっとおろしショウガチューブが便利過ぎて辛い。
⑤鷹の爪を刻む。
※手でちぎると種が爆散しなくてオススメです。
※辛いのOKな方は種ごと行ってください。
⑥調味料の類をお手元へ。
※そこまでスピード勝負ではありませんが、肝心な時に慌てないためです。
Step.2 肉づくり
①フライパンをよく熱し、油を引く。
②ひき肉を落としてよく広げる。
※中火~強火
※焼き目を付けて、メイラード反応を起こします。
※メイラード反応 #とは
肉・魚・パンなどの食材に含まれるアミノ酸と糖が、
加熱によって結合し、起きる反応のこと。香ばしい風味と綺麗な焼き色が付く。
※この時、すぐそぼろ状にしてしまわず、ゆっくり片面ずつ焼くイメージ。
あとからでも充分ほぐれます。
③焼き色が付き、目視で8割ほど火が通ったら料理酒を加え、アルコールを飛ばす。
※強火
※牛豚の合い挽きはそこそこ癖が強いので、ここで臭みを消します。
④アルコールが飛んだら塩こしょうを軽く振り、甜麵醬を加えてよく馴染ませる。
※弱火~中火
※味見するとかなり甘めになっているはず。
今はそれぐらいで充分です。
⑤火を止めて、一旦フライパンから別の容器に移しておく。
Step.3 各具材集合のお時間
①再度フライパンをよく熱し、油を引く。
②にんにくを油に浮かべて、気泡が出てくるまでゆっくり炒める。
※ごく弱火。
※本当に脅しじゃなく焦げるので要注意。
※にんにくチューブの場合はさっさと次へ行って大丈夫です。
③にんにくから気泡が出始めたら鷹の爪も加え、やはりゆっくり炒める。
※ごくごく弱火。
※にんにく以上に沸点低いので要注意。
④香りが立ち上ってきたらネギ(青い方)を加える。
※まだまだ弱火。
※豆板醬の香りを楽しむのであればこのタイミングで投入。
⑤ネギ(青い方)がしなり始めたらStep.2の肉を戻し、軽く和えたら
すぐ水を入れる。
※そろそろ中火。
※ドロリがタイプなら水は200cc以下、飲みたいなら200cc以上300cc以下。
⑥鶏がらスープの素、豆板醬、豆鼓醤、麻辣醬、花椒を加える。
※そこそこ強火
※最後の工程は豆腐を煮るので、スープを作っておく。
※後半割と煮詰まってくるので、それなりに塩気があれば良し。
⑦豆腐をちぎって加える。
※バリバリ強火
※片栗粉を使わない分、豆腐から出る水分でとろみを付けていきます。
※味が染みやすいように木べらでもつぶしていく。
※絹で作る時は優しく切って泳がせる。
⑧好みの粘度になってきたら味見して、醬油・ネギ(白い方)を投入。
塩気が決まったら山椒パウダー、一味唐辛子を振って全体に馴染ませる。
※そろそろ弱火
※痺れ、辛さが飛ぶので火を通し過ぎない。
⑨仕上げにごま油を回してつやと風味を出し、ラー油でとどめを刺す。
※鎮火
⑩盛り付けて完成
本格的なレシピでは葱油・鶏油・ラードが使われていたりもしますが、
好みと作りやすさ次第で使い分けて良いと思います。
代謝の落ちる今ぐらいの時期、全身の毛穴全開コースはいかがでしょうか。
夏場は冷房20℃コースを推奨します。
※お食事に関するご注意。
翌朝はもれなく火を噴くことになりますので、
用法・用量を守って正しくお召し上がりください。